ランニング時の水ぶくれ原因とそのサイクル

ランニング時の水ぶくれ原因とそのサイクル

長距離を走ったり、いつもより速いペースで走ると水ぶくれ(マメ)。
足の水ぶくれはランニングで最も一般的な怪我であり、長距離を走る際には避けられない問題です。マラソンランナーの39%がマラソンを走っている間に足の水ぶくれを経験したという研究報告もあります。100kmや100mileといったウルトラマラソンやウルトラトレイルとなると更に水ぶくれのリスクは高まります。これは、実に約2.5人に1人が水膨れに悩まされている割合となります。

水ぶくれが原因で練習をしばらく出来なかった、レースを棄権した、走るスピードを相当緩めなくいけなくなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

更にこのような研究結果もあります。カリフォルニア州サンディエゴの海兵隊新兵訓練所で初期の身体訓練に参加した米海兵隊の男性新兵2,130人を対象に、水ぶくれとその後の負傷との関連性を調べる研究が、RS Bush、SK Brodine、RA Shafferによって実施された。この研究では、水ぶくれのある新兵は、訓練に関連した後遺症を負う可能性が50%高いことがわかりました。足の水ぶくれは水ぶくれだけではなく、更なる怪我の原因になる可能性も潜んでいます。

足の水ぶくれは、足の指、かかと、母指球に最もよく見られます。

水ぶくれ

通常、水膨れの原因として、靴や靴下が合わなかったり、縫い目が皮膚を刺激したり、靴下が濡れていたりした場合に発生します。濡れた靴下は皮膚を柔らかくし、弱くしてしまうので、足が水ぶくれになりやすくなります。
そして、特に注意したいのが「熱」「水分」「摩擦」が同時に働いて起きる水ぶくれを作り出すサイクルです。

水ぶくれのサイクル

HEAT(熱)

通常、余分な熱は足から放射されますが、シューズを履くことで熱を閉じ込め、皮膚の温度を上昇させます。運動によって発生した熱は、靴の中の温度をさらに20度以上も上昇させます。

MOISTURE(水分)

皮膚の温度が通常よりも高くなると、体は蒸発によって皮膚を冷やすために汗を出します。シューズを履いていると、蒸発冷却が効果的に行われず、ソックスや足が濡れたままになってしまいます。

FRICTION(摩擦)

水分はソックスと皮膚の間の摩擦を大幅に増加させます。摩擦が大きくなると、皮膚の内部組織の動きは可能ですが、皮膚の外側の動きは制限されてしまいます。この内部と外側で連動した動きが取れない事で皮膚内部が分離され、すきまが生じます。このすきまに液体が満たされ、水ぶくれを形成します。

まとめると以下のようなサイクルになります。

運動によるシューズ内部の温度が上昇(熱)→汗が出てソックスや足が濡れる(水分)→水分により摩擦が大きくなる事で水ぶくれが発生(摩擦)

このように運動時に発生する「熱から水分が生まれ摩擦により水ぶくれが発生する」というサイクルを止めるため、ドライマックスソックスは以下のような水ぶくれ防止システムを搭載しています。

  • 超速乾性のあるドライマックスオリジナル繊維
    ドライマックス繊維は、超疎水性(撥水)であるため水分を付着させません。汗等の水分を内側(皮膚側)に保持せず、外層に移すことができるため常に皮膚側をドライに保ってくれます。

  • 3D構造で高度なフィット感
  • 内側は縫い目の少ないシームレス縫製
  • 足の甲にぴったりのアーチバンド
  • フリーサイズではなくいくつかのサイズ展開を用意

これによりドライマックスソックスは多くのランナーが抱える水ぶくれの問題を解決してきました。

 

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